高プロラクチンと私。
昨日ブログ村の新着記事で、気になるタイトルがありました。
「高プロラクチン」が判明したユキネエネさんのブログの記事でした。

記事を読んで、すぐにコメントを書かせて頂いたのですが
「高プロラクチン」が原因の不妊で悩んでいらっしゃる方が
他にもいると思って、自分の体験を書いておこうと思いました。



私は18歳の時に生理が止まりました。
それまでも生理不順で、2ヶ月位生理が来ないことは頻繁だったのと
若かった事もあり、最初は気にしていませんでした。

私は以前は結婚もしたくないし、子供も要らない、と思っていました。
だから生理が無くてもかえって楽でいいや、
と楽観的に考えていました。



1年くらいたった時、生理が無いと子供が出来ないだけでなく
骨粗相症など様々な弊害があることを知り、
ようやく通院を始めました。

通っていたのは、大きな総合病院です。
初めての婦人科だったので、女医さんがいるところが良いと思い、
家から自転車で通える距離だったのでその病院に決めました。

担当の医師は50歳過ぎくらいの、女性でした。



血液検査の結果「プロラクチンの値が高い」といわれました。

「プロラクチン」とは「脳下垂体」から放出される、
主におっぱいを出すホルモンです。

通常プロラクチンの血中濃度のおよそ15ng/ml以下だそうですが、
これ以上だと「高プロラクチン」と判断されます。
私は初診の時の自分の血中濃度をよく覚えていないのですが
「こんなに高い値はあまり見たことが無い」と言われた事は
覚えています。

プロラクチンが多量に分泌されると卵巣での排卵が抑えられてしまい、
その結果生理が止まってしまうのだそうです。
そして妊娠をしている訳ではないのに、おっぱいが出ます。

原因は
 ・流産後や人工妊娠中絶後 
 ・脳下垂体に腫瘍がある場合
 ・胃潰瘍の治療による場合や精神科で治療を受けている場合

などがあるそうですが、原因不明の場合も多いそうです。
私も最初は原因不明といわれ、処方された薬でプロラクチンを抑える、
という治療が始まりました。

最初に処方された薬は「パーロデル」という薬でした。
朝飲むように指示されたので従っていました。
薬についての詳しい説明は全くありませんでした。

しかしこの薬は副作用が強く、気持ち悪くて電車内で
倒れた事もありました。真直ぐ歩けなくなったりもしました。

その事を伝えると、「じゃあ夜飲めば」と言われました。
えっ!?だったら最初から副作用について説明してくれて
朝飲んでキツイなら夜飲むように指示してくれれば良かったのに。

夜に服用するようになってからは、以前より副作用は軽減されました。

薬を服用し始めて何ヶ月か経った時、ようやく久しぶりの
生理が来ました。ちょっと安心しました。
でも相変わらず、おっぱいも出ていました。

私の場合、かなり血中濃度が高かったので
少し値が下がったかと思って薬の量を減らしたりすると
また元に戻ってしまう、というのを何度も何度も繰り返しました。



「高プロラクチン」の原因の1つに「脳下垂体の腫瘍」があげられます。
念のために、という事でMRIで脳の検査も半年に1度受けていました。

2年くらい通院し、前回受けたMRIの結果を聞きに行った時の事です。
診察室に入ると医師が深刻な顔をしていました。
そして「下垂体に腫瘍がある」と言われました。

そのせいでプロラクチンが異常分泌されているので、
すぐに手術したほうがよい。脳外科に連絡しておくから
このまま脳外科を受診しなさい。

頭の中が真っ白になりました。
脳の手術って。。。どうして私が。。。
脳外科の前の椅子で1時間位待っていましたが、
その間色々な事を考えてしまいました。

ようやく自分の番になり、脳外科の先生と話をしました。
するとその先生は「そんなに心配しなくて良いよ」と言いました。

確かに下垂体付近に影らしきものが見えるが、とても小さい物で
今すぐ取らなければいけないものではない。
普通、下垂体の腫瘍に気付くのは視野が狭くなってからで
(下垂体のすぐ側に視神経があり、腫瘍で視神経が圧迫される為)
こんなに早くに分かるほうが珍しい。
薬の服用でプロラクチンを抑える治療を続けたほうが良い。

とのことでした。

すごく安心しました。と同時にこの1時間の私の不安は一体・・・
と思いました。。。

この脳外科の先生に、婦人科の女医についての話をしました。
すぐに手術しないといけないと言われた事、薬について何の説明も無く
副作用で大変だった事、この薬を服用中に妊娠したら
「奇形児が産まれる」と言われた事など等・・・

不信に思っていた事を色々言いました。
すると一言「あの人も古いからね〜」と笑われました。
えっ、それで終わり???
ていうかそんな医師を働かせておいて良いの?

結局、MRIの検査は続けたほうが良いけど手術の必要は無く、
薬を服用中に妊娠しても「奇形児」になる心配も無く、
他に副作用の少ない薬があるのでそちらに変え、
高プロラクチンでも妊娠、出産している人も沢山いる、
薬の処方だけなら次回からこちら(脳外科)に来れば、と言われました。

その後は「テルロン」という薬に変更してもらい、
副作用は全くなくなりました。



それからは脳外科に通院するようになりました。
毎月毎月通院し、薬の服用、血液検査、MRI検査を続けました。

かなりの期間、薬を服用し続けたものの、元の値が高かった為
中々正常値にはなりませんでした。
途中で面倒になって、通院しなくなった時期もありました。



そんな時、今のダンナに出会いました。
ダンナは13歳年上なので、付き合う時に
「オレはもう年だから結婚を前提で付き合いたい」と言われました。

最初はあまり深くは考えていませんでしたが、段々と
「この人の子供を産みたい」と思うようになりました。

そしてまた通院を始めました。

薬を服用していれば生理はどうにか来ます。
ダンナと付き合っていた5年間、特に避妊もしていなかったのに
ずっと妊娠しませんでした。



一度違う病院に行ってみた事もありました。
雑誌などにも良く載っているという、婦人科の有名な病院が
職場の近くにあったので行ってみたのです。

院長先生が有名だったそうなのですが、その日は東大から
派遣されているという医師しかいませんでした。

高プロラクチンである事を伝えると、
「おっぱいでるの?胸出して」と言われ、言われた通りにすると
乳首を摘まれて「本当に出るね〜」と言われました。

医者なので、言われた通りにしなければとその時は思ったのですが
後から考えたら他の医師にはそんな事された事無いし
とても気分が悪くなってその病院に行ったのはそれきりでした。



約2年前に結婚したのですが、この頃には薬の服用も
1日置きになっていました。
結婚で引っ越したので病院が遠くなったのと、
薬を服用しなくても不規則な生理らしき物があったので
また通院しなくなってしまいました。

生理らしき物、というのは周期もメチャクチャだし
始まったと思ったらすぐ終わったり、
反対にずーっと終わらなかったり、
量も少なかったり。
とってもメチャクチャなものだったのです。
だから「無排卵月経か?」と思っていました。



結婚してから少しすると、義母の「孫はまだか」攻撃が始まりました。
私の親とダンナは私が通院していた事を知っているので
そういうことは一切言いませんでした。

だけど義母は知らないし、70を過ぎているので孫の顔を早く見たい
という気持ちは分かります。
だからいつもは「私も早く欲しいです」と笑って誤魔化していました。

1度だけ凄くショックだったのは
「前に堕胎した事でもあるんじゃないの?」と言われた事です。
いくらなんでも、それは無いんじゃないかな〜。。。
義母の事は好きだし、尊敬していますが、
今でもこの言葉をたまに思い出して、ちょっと悲しくなります。



ダンナも「そろそろ子供の事を本気で考えないとな」と言いだし、
「やっぱり病院に行かないと駄目だ」と思っていた矢先でした。

2人でシャンパンブランチに行って、大いに飲んで食べた次の日です。
胃がムカムカしている感じがして、とても気持ち悪くなりました。
「食べ過ぎたか・・・」と思っていましたが、それが2日続いたので
おかしい、と思いました。

まさか、と思って妊娠検査薬で調べてみたら陽性だったのです!!!



ずっと妊娠できないんじゃないか、と思っていたのに
自然妊娠できたのです。

私の場合、結局最後はきちんと通院していなかったので
高プロラクチンが本当にきちんと解消されたのかは
良く分からないのですが、事実として妊娠したのです。

私の通っている産院は担当医制ではなく何人かの先生に
話しをしましたが全員に問題ない、と言われました。

一番嬉しかったのは「プロラクチンは女性の大切なホルモンで
それが多いと言う事は悪い事じゃないよ、心配しなくていいよ」と
言って下さった先生がいた事です。



高プロラクチンのせいで妊娠できない方が、
もし読んでくださっていたら大丈夫ですよ、と言いたいです。

私の場合、通院したりしなかったりしていたので結局10年くらい
かかってしまいましたが、きちんと通院し、薬の服用をしていれば
プロラクチンの値は下がります。生理もきます。
そして妊娠できます。

私のベビーはとってもとっても順調に、元気に育ってくれています。

そして一番思うのは、自分に合った先生と出会えるかだと思います。
いくら有名な病院でも、自分に合うとは限りません。
納得のいく説明を丁寧にしてくれる先生と出会えれば、
治療はスムーズだし、不安も少なくてすむはずです。

私は脳腫瘍、という気になるところが残っていますが。。。
脳腫瘍による高プロラクチンはそんなに多くないみたいです。
でも自覚もまだ無いし、いい加減な病院だったのでまたいづれ、
別の病院で調べてみたいと思います。



長くなって申し訳ありませんが、
これを読んで誰かが安心してくれたら良いなと思って書きました。
お付き合いいただいた方、有難うございましたm(_ _"m)




>>追記。

毎日どなたかがこの記事を読んでくださっているようなので補足を。

07年12月24日01時05分、無事に元気な女の子を出産しました。
通院は大変だったし、嫌な思いも悲しい思いもしたけれど、我が子を抱く事が出来て本当に幸せです。

出産前はやはり不安で先生に何度も高プロラクチンや脳腫瘍の事について聞きました。

でも先生から返ってきた答えは「大丈夫、心配入らない」と言う事ばかり。

万が一脳腫瘍があっても、今は頭を切って手術するような事は殆どなく、鼻から(?だったっけ?ちょっと曖昧です)器具を入れて治療する事が多く、身体への負担も少ないそうです。

だから、絶対大丈夫。
高プロラクチンでも私のように妊娠して赤ちゃんを産んでいる人は沢山います!!!
治療は不安だし大変だけど、頑張ってください。絶対に良かった、と思える日が来ます。

これを読んでくださった方が、少しでも不安が取り除かれたり、自分だけじゃないんだ、と思ってくだされば嬉しいです。

私は周りに高プロラクチンで悩んでいる人もいなくて、情報も全く無くて、先生もダメで(笑←今だから笑えます)本当に本当に不安だったから。
・☆.*○.・ブログランキングに参加しています♪・.○*.☆・

ランキングの応援して頂けるととても励みになります!
よろしくお願いします!

にほんブログ村 子育てブログ 乳児育児へ応援する!

応援する!
Posted by akemi*
category:[妊娠記録]高プロラクチン
comment(1)    trackback(0)

| HOME |